サロンオーナーの先生方、こんにちは。美容ディーラーのボタニック、新開です。
前回は、ヘアカラーが頭皮に与えるリスクについてお話ししました。今回は、私が40年間この業界に身を置いてきた中で、なぜ「粉末カラー」だけにこだわり続けているのか、その理由をお話しします。
結論から言えば、それは「引き算の美学」です。良いものを足すより、悪いものを徹底的に排除する。その考え方が、私を粉末カラー専門のディーラーへと導きました。
転機は、一人のお客様の涙だった
20年ほど前のことです。長年懇意にしていたサロンオーナーから、こんな連絡が来ました。「うちの常連さんが、ジアミンアレルギーになってしまって、もうカラーができないと言われた。どうしたらいいか」と。
そのお客様は、20年以上そのサロンに通い続けてきた大切な方でした。突然カラーができなくなり、「これからどうすればいいの」と泣いていたと聞きました。
「先生のところに通い続けたのに、こんなことになるなんて…」
その言葉が、私の中で何かを変えました。美容師もディーラーも、お客様の「その後」に責任を持たなければならない。そう強く感じた瞬間でした。
一般カラーと粉末カラー、何が違うのか
「粉末カラーって、本当に染まるの?」という疑問を持つ方は多いです。まず、成分の違いを見てみましょう。
一般的なカラー剤
- ✗ジアミン(酸化染料)
- ✗アルカリ剤
- ✗過酸化水素(オキシ)
- ✗界面活性剤
- ✗シリコン
- ✗防腐剤・香料
粉末カラー(ボタニック)
- ✓香草・野草・ヘナなど植物由来成分
- ✓天然ミネラル
- ✓植物性タンパク質
- ✓余計な添加物はゼロ
一般的なカラー剤には、染色のためのジアミン(酸化染料)をはじめ、アルカリ剤、過酸化水素、界面活性剤、シリコン、防腐剤など、多くの化学成分が含まれています。これらは、確かに美しい発色と持続性をもたらしますが、同時に頭皮への負担も大きい。
一方、私が扱う粉末カラーは、香草・野草・ヘナなど植物由来の成分のみで構成されています。余計なものを一切加えない。それが粉末カラーの本質です。
私が粉末カラーにこだわる、3つの理由
引き算の美学
良いものを足すより、悪いものを徹底的に排除する。それが私の40年の結論です。防腐剤なし、シリコンなし、界面活性剤なし。余計なものを削ぎ落とした先にこそ、本当の頭皮ケアがあります。
お客様の「10年後」を守る
目先の仕上がりより、10年後もそのお客様が健康な頭皮でいられるか。その視点でカラーを選ぶと、自然と粉末カラーにたどり着きます。アレルギーになってから気づいても、遅いのです。
サロンの信頼を守る
お客様がジアミンアレルギーを発症した時、「あのサロンで染めてから…」という言葉ほど、美容師の心を傷つけるものはありません。粉末カラーへの切り替えは、サロンの信頼を守ることでもあります。
導入したサロンから届く声
粉末カラーを導入したサロンオーナーから、こんな声をいただいています。
「ジアミンアレルギーのお客様が戻ってきてくれました。『ここでまたカラーできるなんて』と喜んでくださって、本当に導入して良かったです」
— 大阪府・美容室オーナー(60代)
「最初は染まりが心配でしたが、独自レシピを教えてもらってからは仕上がりも安定しています。お客様からも『頭皮がすっきりした』と言われます」
— 東京都・美容師(50代)
「コストが下がって、しかもお客様の満足度が上がった。こんなことがあるんだと驚きました」
— 福岡県・サロンオーナー(50代)
ボタニックの「独自レシピ」について
粉末カラーは、使い方ひとつで仕上がりが大きく変わります。私は40年の経験をもとに、各サロンのお客様の髪質・頭皮状態・ご要望に合わせた「独自レシピ」を開発しました。単に製品を販売するだけでなく、最高の結果とコスト削減を同時に実現するレシピをサポートします。
「変える勇気」を持つ先生方へ
長年使ってきたカラー剤を変えることは、簡単ではありません。仕上がりへの不安、お客様への説明、コストの問題。様々な壁があることは、私も十分理解しています。
しかし、一人のお客様がジアミンアレルギーになってから後悔するより、今から少しずつ変えていく方が、ずっと賢明です。
粉末カラーへの切り替えは、一夜にして完了するものではありません。まずは敏感肌のお客様から、あるいは新規のお客様から、少しずつ試していただければ十分です。
次回は、香草カラー・コーリンズヘナ・ボタニカルコートカラーの3製品を、どう使い分けるかについてお話しします。
新開達也(しんかい たつや)
美容ディーラーボタニック 代表
美容業界歴40年以上。香草カラー・ノンジアミンカラーを中心とした粉末カラー専門ディーラー。独自レシピを確立し、最高の結果とコスト削減を実現するサポートを行っている。
